名古屋大学漕艇部110周年記念 新艇庫整備事業
申請代表者名 大岡 久美子(農学部資源生物科学科・3年(漕艇部主務/申請当時))
報告者名 廣田 大陽(工学部マテリアル工学科・3年(漕艇部副将))
伊勢湾台風からの復興を経て1968年に中川区庄内川沿いに建てられた名大漕艇部昭和艇庫(艇置き場兼合宿所)が現在の耐震基準を満たしていないことが判明し、2023年3月に新艇庫(令和艇庫)を大学に建てていただきました。令和艇庫の内部を整備するために漕艇部支援事業を名古屋大学基金に設置しました。皆様からの多大なご支援に御礼申し上げます。これに加えて、全学同窓会からのご支援により3段ベッドを複数台購入させていただきました。一般に流通しているベッドでは小さいため、特注品に対応してくれる家具製作会社を探して、漕艇部でこれまで使ってきたベッドと同じ外寸のものを作ってもらいました。
庄内川の漕艇部艇庫・合宿所では合わせて30名あまりの部員が寝泊まりして活動しています。令和艇庫の使用開始により、同時に宿泊して活動できる女子選手の人数上限が大きくなるため、部活動の幅・規模ともに大きくなると考えています。
名古屋大学漕艇部は長い歴史を持つ部であり、代替りしながら55年間お世話になった昭和艇庫には現役部員だけでなく、数多くのOB・OGの思い出が詰まっています。取り壊しが決まった際には懐かしむ声を多くいただきました。令和艇庫も、現在活動している部員だけでなく、これから漕艇部の歴史を引き継いでいくまだ見ぬ後輩たちに愛されるものになればと思っています。
改めて、全学同窓会のご支援によって漕艇部の活動を続けていくことができることに感謝いたします。購入させていただいた3段ベッドは長く使い続けることができるよう丁寧に、しかし存分に使用させていただきます。