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支援事業

The 2nd Nagoya University Alumni Association Thailand Branch Online Public Lectures on “Innovation for the Future: Good Practices from Nagoya University for Thailand Innovation Framework

申請代表者名 国際機構国際連携企画センター 特任助教
バンコク事務所 副所長
CHENCHITTIKUL Veeraya



2021年12月17日(金)に全学同窓会支援事業として採択された本学同窓会タイ支部主催イベント「The 2nd Nagoya University Alumni Association Thailand Branch Online Public Lectures on “Innovation for the Future: Good Practices from Nagoya University for Thailand Innovation Framework” 」をオンライン形式(Zoom, Facebook Live)で開催しました。イベントはメーファールアン大学(タイ・チェンライ県)は共催し、本学のバンコク事務所は協力した。Zoomでのオンライン参加に事前登録した48名のうち27名は参加しました。セミナーを録画したFacebook Liveの映像では2022年2月7日現在は971回再生されました。なお事前登録した参加者の中の多くは教員・研究者(60%)で、その次に官僚機関と民間会社の所属(25%)です。講演していただいたのは全員本学同窓生と教員です。



講演が始まる前に、第16回(2021年度)ホームカミングデーで国際交流貢献顕彰受賞者のProf. Dr. Kitti Limsakulはオンライン参加し、タイ支部同窓会会長のProf. Dr. Siriporn Wajjawalkuより祝賀の言葉を送りました。


第1講演を行っていただいたのはタイ国内の太陽光発電の第一人者の一人であるProf. Dr. Dusit Kruengamでした。「Development of Solar Energy in Thailand and Role of Nagoya University Alumni Thai ? Japanese Students; Past ? Current ? Future” 」では、1979年から名古屋大学での学生生活や学問について語り、続きにタイだけではなく、地球温暖化防止のため再生可能エネルギーの需要性について話しました。またこれまでのタイの太陽光発電の歩みについても貴重な話を聞かせてもらいました。


第2講演を行っていただいたのは本学大学院工学研究科機械システム工学専攻と未来社会創造機構モビリティ社会研究所先進ビークル研究部門長(前 研究所長)の鈴木 達也 教授でした。「New Challenges for Future Energy Management System Using Electrified Vehicles」では、2011年に起きた東日本大震災後は日本のエネルギー安定確保の問題が見せ始め、政府の政策として再生可能エネルギーを急速に普及しました。その中で電子自動車の販売も誘致をつけられました。2020年においてEV用の電力の供給や伝達ケーブルを設置で、各都市で電気自動車のカーシェアリングは実現できた。またその実質データを収集し、より有効的にEVカーシェアリングシステムの充電ケーブルや充電所を計画できるようになる。


第3講演を行っていただいたのは宇宙科学をタイの若者に分かりやすく伝えることを目標とするDr. Wares Chancharoenでした。「Space Technology ≠ Rocket and Satellite」では、「宇宙」という単語で頭に浮かぶのは宇宙船や人工衛星ではあるが、それだけとは限りません。これまでは各国の宇宙プロジェクトは、宇宙でしかない無重力や高濃度の放射線がある環境で実験をすることが主な目的であります。また宇宙プロジェクトで優遇を得たのは政府機関だけではなく、一般企業でも宇宙環境で商品開発のための実験を行えます。Dr. Wares自身は多くの宇宙プロジェクトにかかわっており、最近では2021年にDr. Waresの主任のチームは3Dフードプリンターで作成する食品はNASA主催のSpace Food Challengeの決勝に進出しました。最後に、若者に宇宙科学に興味を持たせるためには、宇宙とはSF小説のような現実離れしたものではなく、身近なものだとメッセージを送ることは大事だと強調しました。


第4講演を行っていただいたのは水資源の専門家のAssoc. Prof. Dr. Adichai Pornpromminでした。「Water-Energy Nexus: Towards Sustainability in the Future」では、水資源と電力は相互依存関係であります。都会での水供給やかん漑システムを活動するには電力は必要がある一方、発電所を冷却するために水は必要があります。また水資源は気候変動や土俵の崩れ、食料安全、環境保全などにもつながります。政府として政策を立案するためには個々の課題だけでは成り立たず、全体像で考慮しなければなりません。また経済面では “Carbon Footprint” に連動される “Water Footprint” という考えは最近出来上がりました。事例をあげると、例えば1トンの籾米あたりどれぐらい水を使用したか、その使用した水を価値をつけ、経済的の損得計算することです。結論としては水、食料、電力、土俵、気候変動はすべてつながり、政府の役目はそれらの持続可能な政策を作らなければなりません。また最先端の技術によって水や電力の軽減も期待できます。


本講演会は、名古屋大学同窓生はそれぞれの学問や専門知識を活かし、それらの「イノベーション」はタイの社会構築に貢献するという目的に至りました。

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