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支援事業

名古屋大学法政国際教育協力研究センター(CALE)設立20周年記念シンポジウム

申請代表者名 法政国際教育協力研究センター(CALE)・副センター長/講師 牧野 絵美



法政国際教育協力研究センター(CALE)は、法分野の国際協力を推進するセンターとして、文部科学省令にもとづき、2002年に設立され、本年で設立20周年を迎えました。設立20周年を記念して、2022年9月20日(火)、21日(水)に式典・シンポジウムを開催し,、そのひとつのセッションを、修了留学生による研究報告としました。

法学研究科は、1999年に英語のみで修士号及び博士号を取得することができる英語コースを設置し、修了留学生は、大臣・副大臣等各国の国家中枢人材として活躍しています。記念式典では、ダン・ホアン・オアイン・ベトナム司法副大臣に、同窓生を代表し、ビデオメッセージを頂戴しました。2005年以降には、アジア各国に「日本法教育研究センター」を設置し、日本語による法学教育を開始し、より高度な専門家の育成に従事しています。すでに英語コース及び日本語コースから、600名を超える修了生を輩出しています。

20周年記念シンポジウム開催にあたり、修了留学生を対象として報告者の募集をし、7ヶ国(ウズベキスタン、カンボジア、タイ、中国、ブルガリア、ベトナム、モンゴル)より10名の報告者を選抜しました。選抜にあたっては、ウズベキスタン及びベトナムの修了留学生にも選考委員に加わっていただきました。10名の報告者のうち6名を名古屋に招聘し、対面とオンラインのハイブリッド形式でシンポジウムを開催しました。3名分の旅費を本事業にご助成いただき、修了留学生が名古屋大学に再び訪問する貴重な機会となり、感謝しております。

参加した報告者のバックグラウンドは、裁判官、中央省庁職員、大学教員など様々で、分野も憲法、行政法、労働法、会社法、競争法、投資法、国際経済法など多岐にわたりました。3つのサブセッションに分け、元指導教授を含む法学研究科教員、修了留学生、現役学生、国内外の研究者等、様々な方にご参加いただき、比較研究の交流の場となりました。セッション修了後は、オンライン同窓会/交流会も開催し、元指導教授や旧友と親しく懇談する場もありました。プログラムの詳細は、以下よりご覧下さい。


https://cale.law.nagoya-u.ac.jp/event/cale-20th-anniversary

報告者には、CALEの紀要であるAsian Law Bulletinへの寄稿の機会も設け、修了留学生と継続的に研究交流をしていく予定です。今回、このような取り組みを初めて実施しましたが、大変好評でした。修了留学生との研究交流を強化していくことは重要であり、来年度以降も同様のイベントを開催していきたいと考えています。

セッションの様子

セッションの様子

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