名古屋大学グローバルスチューデント・アンバサダープログラム
申請代表者名 木 ひとみ(国際本部グローバル・エンゲージメントセンター支援チーム)
国際本部グローバル・エンゲージメントセンター支援チームでは、全学同窓会大学支援事業の助成を受け、新型コロナの影響を受けたキャンパスにおいて、外国人留学生と一般学生の国際交流の機会を促すため、2022年秋学期に「名古屋大学グローバルスチューデント・アンバサダープログラム」を実施しました。本プログラムでは、名古屋大学の留学生と一般学生が学生アンバサダーとなり、コロナ禍において交流しやすいイベント機会を作るために、多文化チームを形成し、学生が主体となり交流プログラムを企画、運営するプログラムです。学生アンバサダーとなった12名の名古屋大学生たちは、プログラム企画運営に必要となる全体研修(名古屋大学における国際化、多様性への配慮、将来に向けてのヴィジョン作り等)を受講し、多様なメンバー(留学生、大学院生、学部生等)で構成されたチームを組み、言語使用の面では英語と日本語を混ぜて工夫しながら、企画を進めていきました。2つのチームが、多文化交流イベント「Multicultural Fun Night」、テーマ別おしゃべり会「一緒に話しましょう!」を2023年2月に開催し、多くの名古屋大学留学生、一般学生が参加し有意義な時間を過ごしました。
本プログラムの成果は、学生アンバサダーとして参加した学生が、他学生ともに、名古屋大学の国際化について検討し、学生の観点から必要とされる交流・共修イベントを企画し、リーダーシップを発揮し、名古屋大学に貢献する機会に関われたことは、コロナ禍における学生支援の観点から、成果を出せたのではないかと考えられます。また、グローバルスチューデント・アンバサダーが提供した交流・共修イベントにより、多くの学生が他学生と交流し、多文化理解を深め、コロナ禍における孤独感や日常のストレスなどを低減し、学生生活を送れることにつなげられたことは、重要な教育成果として捉えられます。今後も国際本部グローバル・エンゲージメントセンターでは、国際化の進むキャンパスにおいて、多様な学生たちの交流やピア・ラーニングの機会が増えるようプログラム開発に取り組んでいく予定です。ご支援本当にありがとうございました。