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支援事業

名古屋大学高等教育研究センター25周年記念国際シンポジウム
「高等教育研究と実践をつなぐ〜私たちが次の4半世紀にできること」

申請代表者名 名古屋大学高等教育研究センター・教授 加藤 真紀



名古屋大学高等教育研究センター(高セ)は「国際的な視野のもとに高等教育機関の戦略的課題の解決に貢献する」ことをミッションとして1998年に設立され2023年で25年になりました。設立以来、私たちは、国内外の研究者招聘等を通じて高等教育の探究や先駆的な教育実践を進め、国内外に知己を増やしてきました。この価値あるつながりを軸に、激変する社会の中での今後の高等教育研究およびその実践の架橋を探究する機宜とするために国際シンポジウムを2023年9月1日に野依記念学術交流館にて開催いたしました。対面のみの開催でしたが100名を超える申し込みを頂き、国内外の著名な研究者による講演やパネルディスカッションを日英同時通訳の下で実施いたしました。

第1講演はアリゾナ州立大学 教授/ MLFティーチャーズカレッジ副学部長イヴェタ・シロバ先生による「人新世における高等教育の未来:科学、芸術、想像の力を結集して」、第2講演は香港教育大学 教授/教育・人間発達学部長ブルース・マクファーレン先生による「高等教育における「伝統」の過去・現在・未来:神話を現実から切り離す」、第3講演は、早稲田大学 教授の黒田 一雄先生による「高等教育の国際化と多層的グローバル・ガバナンスの展開ー歴史と展望」、最終講演は名古屋大学 名誉教授/桜美林大学 教授の夏目 達也先生による「日本の大学における高等教育研究センターの可能性」でした。いずれもユニークな視点からの講演であり、「人類の時代」における高等教育やその研究がどのようにあるべきなのかを問う革新的な内容でした。また高等教育の実践や研究を支える組織の在り方を日本の高等教育研究センターを事例にお話しいただきました。

パネルディスカッションでは講演者間の感想を共有し、フロアからの質問に答える有意義な時間となりました。Slido(イベントの参加者と双方向でQ&Aなどを行えるクラウドサービス)で集めたフロアの感想や質問(アリゾナ州立大学での取り組みに感銘を受けた、高等教育の国際化が世界の平和に貢献できる具体的な例や構想を教えてほしい等)に対して講演者から回答頂きました。参加者アンケートでは、シンポジウムに対する高い満足度と、学ぶものがあった、刺激を受けた、視野が広がったとのコメントが示されました。全学同窓会のご支援を頂きシンポジウムを開催できたことに感謝の意を表します。

看板

看板

パネルディスカッション

パネルディスカッション

講演者記念撮影

講演者記念撮影

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