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支援事業

文学部創立75周年記念講演会・シンポジウム

申請代表者名 周藤 芳幸(人文学研究科・研究科長)



11月25日、野依記念学術交流館にて「名古屋大学文学部創立75周年記念講演会・シンポジウム」を開催いたしました。当日は、会場に約90名、オンラインでは約130名、合計で200名を超える参加者があり、たいへん充実した会となりました。開催にあたっては、名古屋大学全学同窓会大学支援事業より援助を賜りましたことをご報告するとともに、ここに深くお礼申し上げます。

講演会には、坪井秀人先生(早稲田大学文学学術院教授、名古屋大学名誉教授)にご登壇いただきました。「世界文学と日本語文学の過去現在未来」というテーマで、教養主義の質的変化のなか新しい型の教養をいかに生み出していくかという問題や、その具体例として国文学から日本文学、そして日本語文学へというという展開についてお話しくださいました。

 シンポジウムは、川本悠紀子先生(本研究科准教授)の司会で、「人文知を未来に紡ぐ デジタル・ヒューマニティーズから見る世界」をテーマに開催されました。宮川創先生(国立国語研究所テニュアトラック助教)はエジプトの言語、河江肖剰先生(本学高等研究院准教授)はピラミッド研究がご専門で、それぞれの研究においてデジタル技術が生み出す可能性を示してくださいました。また?田先生(本研究科准教授)は、エチオピアの少数民族の文化物のデジタル・アーカイヴ化のご経験から、誰のためのデジタル化かという根本的な問いかけをしてくださいました。デジタル化は、さまざまな局面で今後もすさまじいスピードで進むことは間違いなく、研究も教育も、いかにそれを組み込んでいくかが課題となろうかと思います。文学部・人文学研究科の未来を見つめる充実したシンポジウムとなりました。

 文学部は入学者43名で始まり、75年を経た本年度の在籍生は学部・研究科合わせて1000名を超えております。 これまでの75年の歩みを振り返り、ご協力くださったみなさまに感謝を申しあげるとともに、今後の一層の発展目指して参りたいと存じます。

開会にあたり挨拶をする周藤人文学研究科長

開会にあたり挨拶をする周藤人文学研究科長

開会にあたり挨拶をする周藤人文学研究科長

開会にあたり挨拶をする周藤人文学研究科長

「世界文学と日本語文学の過去現在未来」をテーマに記念講演を行う坪井秀人早稲田大学文学学術院教授,名古屋大学名誉教授

「世界文学と日本語文学の過去現在未来」をテーマに記念講演を行う坪井秀人早稲田大学文学学術院教授,名古屋大学名誉教授

「人文知を未来に紡ぐデジタル・ヒューマニティーズから見る世界」をテーマにシンポジウムを行う(キャプション参照)

「人文知を未来に紡ぐデジタル・ヒューマニティーズから見る世界」をテーマにシンポジウムを行う左から吉田人文学研究科准教授,河江高等研究院准教授,宮川創国立国語研究所テニュアトラック助教,川本人文学研究科准教授

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