活動内容

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支援事業

名古屋大学東山キャンパス内における古代窯業遺跡の発掘調査

1. 代表申請者名

梶原 義実(文学研究科 准教授)

2. 事業の期間または行事等の開催日

平成26年4月1日〜平成27年3月31日

3. 支援を受けようとする活動の概要

名古屋大学の東山キャンパスは、古代〜中世にかけての日本有数の窯業生産地として著名な猿投山古窯跡群の一部に当たり、6世紀から13世紀にわたる窯が、現在までに20基確認されている。これらが大学という、調査から研究・保存・公開という一連の作業を学術的に行うことができる機関に所在していることは、きわめて貴重といえよう。 しかしながら、実際のところは、大学関係者にも、その事実を知る方はきわめて少なく、まさに「宝の持ち腐れ」ともいえる状態であることは、大変残念なことである。 本事業は、これら構内に所在する古代の文化遺産を有効活用するために、以下の活動を行うことを考えている。

@ 窯業遺跡の発掘調査
現在実態調査中の3つの窯の調査を継続しさらに発展させる。

A 発掘調査成果の一般公開
これまでも、大学祭やホームカミングデイなどのイベント時に行ってきた、遺跡案内および公開、構内遺跡の展示を学生に実体験させるなどの試みを今後も継続、さらに積極的に広報し、拡大推進する。

B 遺跡整理作業および発掘調査報告書の刊行準備
事業年度に行う発掘調査について早期に報告書が刊行できるよう、下準備を入念に行っていきたい。

4. 全学同窓会の理念との関連

まず、本事業においては、大学が保有する貴重な文化遺産の周知と情報発信を通して、教員・学生など大学構成員と同窓会、地域社会との紐帯を深めうる事業であり、地域社会と協力し、また社会に開かれた大学となるように、大学と連携協力するという全学同窓会の活動方針に、大いに資することが可能である。

また、学内所在の文化遺産の適切かつ有効な活用を、学生を含めた教育の一環として行っているというアピールは、学術・教育を通して人類の福祉と文化の発展に貢献するという全学同窓会の活動方針に整合的な事業といえる。

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