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支援事業

「国際シンポジウム: アジア中枢人材育成の今―私たちができることは?―」

1. 代表申請者名

伊東 早苗(国際開発研究科・研究科長 / 教授)

2. 事業の期間または行事等の開催日

日 程:平成 28 年 7月 29 日(金)

   

会 場:大学院国際開発研究科多目的オーディトリアム

3. 支援を受けようとする活動の概要

平成3年に設立された大学院国際開発研究科は、自立的研究・実務能力を備え、国際開発協力・国際コミュニケーションの進展に資する研究者および高度専門職業人の養成を目指している。構成員の多くは外国で教育を受け、国際機関における実務経験者が多数配置されている。そのため、設立当初から発展途上国の各政府と協力して中枢人材を育成してきた。とりわけ、インドネシア政府・高等人材開発事業による留学生受け入れ、国際協力機構の各プロジェクトによる留学生の受け入れ(アフガニスタン、カンボジア、フィリピン、ABEイニシアティブ等)が挙げられる。また、アジア開発銀行による日本奨学金を提供する日本国内有数の指定機関でもある。このように20年余りの間、多くの外国人留学生を受け入れ、80カ国・地域から1,142名の外国人修了生を輩出してきたが、そのうち920名はアジア諸国・地域出身者である(平成27年3月現在)。本研究科は名古屋大学の国際化戦略、特にアジアのハブ戦略の重要な担い手であると言っても過言ではない。

設立25周年の節目を迎えるにあたり、これまで本研究科がアジア中枢人材育成に貢献してきた実績を振り返り、今後さらにその貢献ぶりを拡充するために取り組むべきことを明らかにするべく、国際シンポジウムを企画することとした。基調講演者には、中国に次いで多くの人材を・y出したインドネシア出身の同窓生を招へいし、求められるアジアの中枢人材の現状と展望について基調講演を行う。続いて、現役およびOB・OG教員、国内外の同窓生・現役生によるパネル・ディスカッションを通して、各分野から同テーマに対する有益な提言を行う。最後に懇談会を企画し、旧交を温めることを通じ、同窓会組織の強化と同窓生のネットワーク構築を図るとともに、同窓生相互の発展と連帯強化に寄与することを目的としている。

なお、国際シンポジウムは、テレビカンファレンス機能を通して、名古屋大学の海外拠点(中国、ウズベキスタン、タイ、モンゴル、カンボジア、ベトナム等)と繋げ、現地の出席者との意見交換も予定している。

4. 全学同窓会の理念との関連

本事業は、全学同窓会の活動理念である「学術研究、教育及び学生の支援を行い、国内外で指導的役割を果たし得る人材の養成を通じて、人類の福祉と文化の発展ならびに産業に貢献する」に沿うものであり、本事業の成功により、名古屋大学の国際化、特にアジア戦略への貢献が期待されるのみならず、本学の国際交流、とりわけ各国で活躍する同窓生との連携を図る上で大きな貢献を果たすことができる。

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