「名古屋大学全学同窓会台湾支部設立5周年記念 台湾 朱振南 書画の世界書による日台文化交流と後藤新平の再評価-」における関連イベント
書画実演「書による日台文化交流」
名古屋大学博物館・研究員(学芸員)
野崎ますみ
2016年10月15日のホームカミングデイにおいて、全学同窓会の支援を受け、書画実演「書による日台文化交流」を開催した。台湾書家の朱振南と日本書家の安達柏亭・足立雲峰による書画の実演を行う内容であったが、観客は漢字文化に関する日台の共通点・相違点を身近に感じることができた。さらに、三人の作家が、協力して制作した屏風用の書画は、友好の証として観客の心を打った。また、名古屋大学が開かれた大学として、日台交流の一端を担うことについて、同窓生や一般市民が理解を深めた。前台湾支部長・簡玉聰(高雄大学教授)の話『非常に良い企画で感動した。ホームカミングデイに来て良かった。』からも、台湾支部設立5周年記念行事として成果を収めたと信じる。なお、当日の博物館への入館者数は1159名を数えた。