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支援事業

大学の国際化に貢献する学生のためのエンパワーメントプログラム

〜Inspire Together グローバルピアサポーターのためのリーダーシップ研修〜

国際教育交流センター アドバイジング部門

木ひとみ



名古屋大学はスーパーグローバル大学創成事業(TGU)の採択によって、外国人留学生の受入を推進し、学生たちが海外で学ぶ機会をより多く得られるように改革を進めており、多様な学生の学びの場の創出が求められている。学生のなかには英語を用いて学位取得を目指すものや、海外で教育を受けた日本人学生の入学者も増えており、多文化共生型のキャンパスとして改善・発展させる必要がある。こうした課題解決に向けて、全学同窓会大学支援事業の支援を受け、学生たちが大学の国際化に主体的に関わり、また卒業後も国際社会において指導的な役割を果たす人材として活躍するための合宿研修「Inspire Together」を企画開催した。同研修は、2017年3月に立命館大学いばらきキャンパスセミナーハウスにおいて、立命館大学と合同開催された。また、同年7月18日には国連職員をゲストスピーカーに招聘し、「世界と関わる生き方」をテーマにフォローアップ研修を実施した。


合宿研修には、国際交流活動に携わっている学生や関心を持っている学生34名参加した(名古屋大学15名、立命館大学19名)。企画・運営は名古屋大学学生実行委員8名が中心に担った。合宿1日目は、学生たちが互いの大学における国際交流活動の取組みに関するポスターセッションを行い、その後グループに分かれて、国際交流活動に携わる際の課題やニーズについて討議し、解決策について議論した。その後、モチベーショングラフ作成を用いたセルフ・リフレクションを実施し、学習内容の強化と自己理解・他者理解の促進を図った。2日目は、リーダーシップの理論について学び、リーダーシップのスタイルについて検討した。その後、学生時代に国際交流活動に携わり、現在は社会人として活躍している卒業生を招いて、参加者とともに今後のキャリアプランについて検討した。


合宿を通して、参加学生たちは国際交流に携わることの価値、方法、課題等についての理解を深めることができた。また、立命館大学との合同開催により、学生間にネットワークが生まれ、その後の活動においても大きな相乗効果がえられた。本支援により、学生を主体としたキャンパスの国際化プログラムの開発の基盤の構築が図られたと考えている。今後もプログラムのさらなる改善と評価分析を進めていく予定である。

合宿参加者全体集合写真

合宿参加者全体集合写真

グループディスカッションの様子

グループディスカッションの様子
「国際交流活動に携わる際の課題やニーズ」

ポスターセッションの様子

ポスターセッションの様子

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