活動内容

ホーム»活動内容/支援事業/平成28年8月末締切分»

支援事業

「大学の国際化に貢献する学生のためのエンパワーメントプログラム」

1. 代表申請者名

木ひとみ (国際機構 国際教育交流センター 特任准教授)

2. 事業の期間または行事等の開催日

2017年2月25日(土)〜26日(日)(予定)

3. 支援を受けようとする活動の概要

<目的・背景>
名古屋大学で学ぶ外国人留学生や日本人学生が、在学中に大学の国際化への貢献に主体的に関わり、卒業後も国際社会において指導的な役割を果たす人材として活躍するために必要な能力(特に多文化理解能力、多文化間コミュニケーション能力、リーダーシップ能力、コーディネーション能力)を育成することを目的とし、合宿形式の研修を行う。


名古屋大学はスーパーグローバル大学創成事業を採択し、より多くの外国人留学生を受入れ、さらに多くの学生が海外で学ぶ機会を得られるよう教育改革を進めている。近年、名古屋大学において学ぶ外国人留学生の背景は多様化が進み、英語を用いて学位取得を目指す学生たちも増加している。さらに、日本だけでなく海外で教育を受けた日本人学生の入学者が増えるなど、学生構成の変化が起きており、名古屋大学はさらに多文化共生キャンパスとしての大学形成の場が必要とされている段階にあると言える。多文化共生キャンパスを形成するには、名古屋大学教職員による教育的な関わりだけではなく、学生たち一人一人の意識や貢献が大きな力となりうる。そのため学生たちが大学の国際化に関心を持ち、国際的な活動に主体的に関わることによって、新しい関心や能力を広げ、将来的にも国際社会で活躍できるよう導くことが本プログラムの目的である。

<期待される効果>
このプログラムに期待される効果は、
@ 学生が多文化理解能力を身に付け、多文化背景を持つ人々との関係づくりに関心や自信を持って、国際化に
  関わる学内外での活動や海外研修・留学等、国際的な活動に積極的に参加できるよう動機付けを高めること
A 既に大学の国際化に貢献している学生や関心のある学生たち、学内外で同様の活動に関わる学生グループや
  在学中に関わっていた名古屋大学卒業生等と組織運営や交流活動に関して情報共有し、学生による大学の
  国際化に関わる貢献や活動を促進すること
B 宿泊型の共同活動を通して、参加学生が今後の大学生活及び卒業後に国際社会で活躍する上で必要な
  人的ネットワークを築くこと
が可能だと考えている。特にBにより構築されたネットワークは、本学が諸々の国際活動を行っていく上で貴重な財産になると思われる。

<企画内容>
研修の教育効果を高めるために、事前研修、本研修(合宿型・1泊2日)、事後研修の3つの段階の研修シリーズを開催する。事前研修では、合宿運営に関わる学生たちが信頼関係を築き、グループプロジェクトの準備を行う場を提供する。本研修の合宿は、講師(名大教員4名)による多文化間コミュニケーションやリーダーシップ論関連理論の講義と理論を体験的に学ぶためのグループプロジェクトやフィールドワークで構成する。国際交流関連の活動に関わってきた名古屋大学卒業生や他大学の学生にもプレゼンターとして参加を依頼し、情報共有の時間を創出する。その結果、各参加者が新しい視点を持って、名古屋大学内におけるキャンパスの国際化や国際交流プログラム等の具体的な企画案を提案できるようになることをめざす。事後研修では、それぞれの企画案について報告書を作成し、それぞれの案にさらに検討を加え、実施に導くための働きかけを行う。この研修は春休みの時期に開催を予定し、使用言語は日本語と英語、学生の参加定員は20名を予定とする。将来的にこれらの研修の開発を積み、研修のシリーズ化及び授業化を目指すものとする。

4. 全学同窓会の理念との関連

今回申請する「大学の国際化に貢献する学生のためのエンパワーメントプログラム」に期待される効果は、参加者のコミュニケーション能力及び多文化環境におけるリーダーシップ能力の向上である。この趣旨は、全学同窓会の理念(3)の「全学的見地から、学術研究、教育および学生の支援を行い、国内外で指導的役割を果たし得る人材の養成を通して、人類の福祉と文化ならびに産業に貢献する」に関連づけられる。加えて、(4)の「留学生を含む同窓生などの活動を把握し、大学と連携協力をはかり情報交換と人的交流を促進する拠点を形成する」に関連して、名古屋大学在学中から、同窓生との交流を促進し、今後名古屋大学卒業後に同窓生として、在学生への交流活動を発展させるイメージを持つことができると考えられる

このページの最初へ

Copyright © NAGOYA UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION. All Rights Reserved.