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支援事業

「名古屋大学宇宙開発チームNAFT 宇宙教育活動の発展」

1. 代表申請者名

手嶋悠介(機械・航空工学科 電子機械コース3年)

2. 事業の期間または行事等の開催日

2016年9月〜2017年3月

3. 支援を受けようとする活動の概要

我々名古屋大学宇宙開発チームNAFTは名古屋大学の学生のみで構成された技術開発と宇宙教育活動の推進を目的としている学生団体である.技術開発部門は主にロケットとスペースバルーンの二つのプロジェクトに分かれている.ロケットプロジェクトでは2016年に種子島で開催されたモデルロケットコンテストで高度部門と定点滞空部門の二部門で優勝した.また今年度はCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を機体に用いたハイブリッドロケットの製作に挑戦している.スペースバルーンプロジェクトは年に3回ほど国内でスペースバルーンの放球実験を実施している.今年度は成層圏という過酷な環境で4Kカメラでの360°映像の撮影に成功し,映像のVR(Virtual Reality; 仮想現実)化に成功した.

各種活動の中でも,特筆すべき点は宇宙教育活動に力を入れている点である.宇宙教育活動では学校や科学館と協力して小中学生を対象としたワークショップを実施している.多くの子供たちに宇宙への興味・関心を持ってもらえるように,宇宙クイズや宇宙カルタなど,毎回メンバーが工夫を凝らした内容にしている.今回のご支援に基づき,スペースバルーンプロジェクトの活動の中で成層圏から撮影した地球の映像を活用し,大画面スクリーンでの投影やヘッドマウントディスプレイを用いた擬似宇宙遊泳体験を提供することを計画している.この計画により,小中学生のみならず幅広い世代を対象としたワークショップの開催が初めて実現できる。

4. 全学同窓会の理念との関連

我々の宇宙教育活動を発展させることは子供たちのみならず,幅広い世代に宇宙への興味・関心を抱かせることに繋がると考える.また航空宇宙産業が盛んな中部地区において技術開発は著しく発展しているが,宇宙の魅力を一般市民に発信する機会は首都圏と比較してあまり多くはない.今回,名古屋大学の学生が率先して宇宙教育活動を実施することで名古屋大学の声価を高め,将来的に中部地区の航空宇宙産業を担う人材育成に貢献し,さらなる航空宇宙産業の発展に繋がると考えている.さらに宇宙教育活動の発展に伴い,NAFT構成員自身の宇宙に関する知識を深め,プレゼンテーション能力を向上させ,参加者とのコミュニケーションを通して社交性の向上を求められるため,構成員の個々の成長を大いに期待できる.

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