世界で活躍する研究者を養成するStand-up Comedyワークショップの開催
1. 代表申請者名
Zeng Wei(情報学研究科社会情報専攻 博士課程後期課程１年)
2. 事業の期間または行事等の開催日
平成30年 夏期休業中の3日間
3. 支援を受けようとする活動の概要
近年、新たなイノベーションの創出のために、産学連携の必要性が高まっている。このような状況において、大学に所属する研究者には、異分野に属する他者に自分の研究を理解してもらい、恊働を生み出す能力が求められている。欧米ではそのようなコミュニケーションスキルを特にPublic Engagement(以下、PE)と呼び、体系的な学問として研究者に習得させる動きがある。しかし、我が国ではPE教育を受ける機会は乏しく、PEに関する研究者の能力は後進的と言わざるを得ない。そこで申請者らは、PEの代表的手法であるStand-up Comedyを本学の研究者、および研究者の卵である学生に広く浸透させるため、ワークショップおよび発表会の開催を計画している。具体的には、外部講師による講義と実践形式の練習を２日間のワークショップで集中的に行い、最終日のコンペ形式の発表会でその成果を評価する。全学同窓会学生支援事業からの支援は、後述のように講師招聘・イベントの開催のための準備資金に充てる予定である。
4. 全学同窓会の理念との関連
全学同窓会設立理念には、産学連携の推進が挙げられている。本計画は、PE教育を通じて研究者のコミュニケーションスキルを向上させ、大学で行われる研究に対する一般の理解を促進し、より円滑な産学連携に資するものである。また、同理念には、世界に通用する研究人材の育成がある。本計画によれば、欧米型のプレゼンテーションスタイルへの理解を通じて、より多く世界標準の研究者を名古屋大学より排出することを可能にする。