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支援事業

名古屋大学フォーミュラチームFEM
 4輪独立駆動EV車両による全日本学生フォーミュラ大会制覇

1. 代表申請者名

中野 匠望(工学部 物理工学科・3年)

2. 事業の期間または行事等の開催日

2018年4月から2019年9月まで

3. 支援を受けようとする活動の概要

全日本学生フォーミュラ大会とは,学生自ら構想・設計・製作した車両により,ものづくりの総合力を競い,産学官民で支援して,自動車技術ならびに産業の発展・振興に資する人材を育成する場である.現在はICV(ガソリンエンジン)クラス,EV(電気自動車)クラスが行われており,両クラスを含めたトップの大学には総合優勝として経済産業大臣賞が用意されている.

我々名古屋大学フォーミュラチームFEMは2016年度まで全日本学生フォーミュラ大会のICVクラスに参戦しており,2014年度の大会では弊チーム初の総合優勝を遂げた.その中で2015年に発足したEVプロジェクトをもとに2017年度よりEVクラスからの参戦を開始した.そして2015年8月に本学全学同窓会も含めたご支援のお陰もあり,参戦初年度ながらEVクラス優勝及び国土交通大臣賞・袋井市長賞など特別賞も多数受賞することができた.(現在の活動は http://nagoya.fem.jp/ を参照)

しかし,海外で同じルールのもと開催されている学生フォーミュラ大会におけるEVと日本のEVにはまだまだ大きな差があるのが現状であり,弊チームも例外ではない.そこで,よりハイレベルな車両を開発し,海外のレベルに一刻も早く追いつくため2019年度大会より4輪独立駆動(4輪インホイール)車両での出場を目指す.

4. 全学同窓会の理念との関連

愛知県は自動車産業の盛んな地域であり,学生フォーミュラ大会を通じた活動で,提携先の企業からの技術提供など,「産学連携」を図る.

また,全日本学生フォーミュラ大会はアジア地域を代表する大会であり,2017年度にはアジア圏を中心に28チームの海外チームのエントリーがあった.こうした海外チームとの情報交換や親交を深めることで「国際交流」が促進される.また,海外チームから刺激を受けることでグローバルな見地をもった優秀な人材の育成につながり,この大会で育った人材が日本の自動車産業の発展に寄与するであろう.

しかしながら日本の学生フォーミュラ大会におけるEV技術は欧米チームに比べて遅れている上, 中国を始めとしたアジア圏チームにも突き上げを受けているのが現状である.そこで,私たちが未開の開発領域を先んじて実用化し,その上で優秀な成績を残すことが名古屋大学の声価を高め,「勇気ある知識人」を育てる一助になるに違いない.

5. 希望助成額及び助成金の使途内訳(使途を明確に記入すること)

新たに4輪駆動車両を開発するにあたり,動力源としてモーター・インバーターの購入(€16,000),また2017年度車両より使用しているバッテリーの寿命からバッテリーの再購入(約150万円),と2019年度における出費が嵩んでしまう見込みであるため,これらの補填に50万円の助成金を希望する.また,上記のモーター等を製作するとなると記した金額よりも経費が掛かってしまうことが欧州チームへの調査の結果から判明している.具体的な使途についてモーター等はすべて海外製であり,支払い手続きにおける便宜を図るのが困難であるため主にタイヤ購入費に充てる予定である.

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