2017年度フィリピン看護学研修
1. 代表申請者名
原田江美子(医学系研究科看護学専攻博士前期課程1年)
2. 事業の期間または行事等の開催日
2018年3月11〜18日
3. 支援を受けようとする活動の概要
日本において、外国人登録者数は年々増加の一途をたどっており、日本人看護職が異文化背景を有する外国人患者へケアを提供する機会が増加している。日本人患者と同様に、外国人患者へ質の高いケアを提供するためには、言語だけでなく、外国人患者の文化に根ざしたケアが求められる。今回のフィリピン看護学研修に参加することで、その地域にある独自の文化を理解し、異文化看護を学ぶ機会となるため、就職後の外国人患者へのケアに活かすことができると考える。また経済連携協定に基づき、日本で働くフィリピン人看護師との協働を考える機会ともなる。この研修での学びを本学の看護を専攻する学部生や大学院生に伝え、今後、自分たちが果たすべき役割について討論会を実施したい。
4. 全学同窓会の理念との関連
全学同窓会の理念では、「全学的見地から、学術研究、教育および学生の支援を行い、国内外で指導的役割を果たし得る人材の養成を通じて、人類の福祉と文化の発展ならびに産業に貢献する」と掲げている。今回の研修を通し、異文化看護について学ぶことで、対象がもつ文化を尊重した質の高いケアを提供できる看護職として活躍することができると考える。