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支援事業

国際セミナー: 持続可能な開発目標(SDGs)と新国際開発協力パラダイム

大学院国際開発研究科  伊東早苗



平成3年に設立された大学院国際開発研究科(GSID)は、自立的研究・実務能力を備え、国際開発協力の進展に資する研究者および高度専門職業人の養成を目指してきました。GSIDは、これまでに80カ国・地域から1,142名の外国人修了生を輩出してきましたが、そのうち920名はアジア諸国・地域出身者です。本研究科は名古屋大学の国際化戦略、特にアジアのハブ戦略の重要な担い手であると言っても過言ではありません。

2015年に国際連合は、2000年から実施してきたミレニアム開発目標の終了を迎え、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて動き出しました。こうした状況を受けて国際開発研究科でも、平成30年度には、SDGsに鑑みたプログラムの構成およびカリキュラムを変えて新たなスタートを切りました。新生GSID は、国家中枢人材の育成に加えて、世界で活躍できる企業人材を育成していきます。その過程では、国際開発研究科ばかりでなく、名古屋大学の卒業生のネットワークが重要なことから、新生GSIDのお披露目と、これからの新しい展開の方向性を示すべく、平成30年7月7日に、同窓生を招聘し、現役およびOB・OG教員、現役生を交えて、「プロジェクトNU MIRAI」の一環として国際セミナーを開催しました。名古屋大学創立80周年を目前に控えて開催する国際セミナーは、名古屋大学の卒業生のネットワークをより強固にし、名古屋大学が新たな展開を迎えるための最初の取り組みとなりました。

基調講演者には、名古屋大学にゆかりがあり、海外でSDGsの実現に貢献している世界銀行の石原陽一郎氏(ブータン担当駐在代表)(GSID卒業生)と平野夢香氏(エコノミスト)(GSID卒業生)に、これからの世界で求められる国家中枢人材の現状と展望について基調講演を行ってもらいました。続いて、現在国連食糧農業機関で活躍する卒業生であるンブリ・チャールズ・ボリコ氏(駐日連絡事務所所長)(GSIDの第1期卒業生)、立命館大学教授の嶋田晴行氏、琉球大学名誉教授の嘉数啓氏(元GSID教員)を迎え、現役およびOB・OG教員、国内外の同窓生・現役生によるパネル・ディスカッションを通して、各分野から同テーマに対する有益な意見がだされました。最後に懇談会を開催し、旧交を温めることを通じ、同窓会組織の強化と同窓生のネットワーク構築を図るとともに、同窓生相互の発展と連帯強化に寄与しました。

1周年記念事業

1周年記念事業

1周年記念事業2

1周年記念事業2

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