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支援事業

名古屋大学人力飛行機製作サークルAirCraft鳥人間コンテスト出場及び優勝に向けての機体製作及び運用

申請代表者名 工学部機械航空宇宙工学科3年 安形尚憲



私たちは鳥人間コンテストに出場することを目的として活動してきました。例年、高速機によるタイムトライアル部門に出場していたのですが、この部門が廃止となったため、2017年から新しく長距離飛行の部門に挑戦することとなりました。しかし、長距離飛行を目的とした機体は高速機と比較して風の影響を受けやすく、2017年度、2018年度の結果から様々な風を考慮した操縦技術が必要であるという結論に至りました。本サークルではパイロットの操縦技術を高めるため飛行シミュレータを使用していますが、このシミュレータを強化し様々な状況に対応できるシミュレータに使用と考えました。しかし、例年通りの会計では機体製作に当てる費用しかなく、他に充てる予算がありませんでした。そこで、同窓会支援を受けVRゴーグルを導入することにより、視覚的に本当の飛行に近しい状況での訓練が可能となりました。周りの景色を琵琶湖上にすることにより、本番と同じ状況での練習が可能となりました。さらに、プログラムを組み様々な風を再現することにより、風の影響や機体の挙動からどのような操舵を行えば良いかをより現実的に理解することが出来るようになりました。

実際の試験飛行を行う際のパイロットの運搬費用に同窓会の支援を充て、パイロットの体調を万全のものにし、試験飛行を実施しました。結果として、例年よりもパイロットの操縦技術が向上していたため、VRシミュレータがパイロットの操縦技術向上に貢献していることを確認することができました。また、パイロット以外にも次世代の設計担当者がシミュレータを用いて操縦することにより次世代の機体設計に用いることができ、よりよい機体設計が可能となりました。今年度、鳥人間コンテスト出場は叶いませんでしたが、今後鳥人間コンテストで戦っていく上で、大きな力になると考えられます。

試験飛行の様子

試験飛行の様子

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