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支援事業

「名大ピア・サポート活動における障害のある学生の理解促進と大学間交流」


申請代表者名  杉岡正典
(学生支援本部/心の発達支援研究実践センター・准教授)



学生支援本部では,学生同士によるサポート活動を行う「名大ピア・サポーター」の養成や運営の支援を行っています。「名大ピア・サポーター」は,「学生相談サポーター」,「就活サポーター」,「障害学生支援サポーターair(あいる)」の3団体によって構成されています。今回,全学同窓会から支援を受けて,この3団体が共同して「障害のある学生の理解促進と大学間交流」を行いました。

具体的には,障害のある学生支援や多様性に関する理解促進を目的とした勉強会・意見交換会を行い,その成果を全国ピア・サポート合同研修会にて発表しました。全国ピア・サポート合同研修会は,全国の大学のピアサポート団体が集まり,研修や情報交換を行う年に一度の集まりのことです。今回は北海道にある北星学園大学で2日間開催されました。名古屋大学からはピアサポーター14名と教職員6名が出席し,学生を主体としたワークショップやポスター発表を行いました。

ワークショップでは,「障害をもつ学生へのサポート」をテーマとし、発達障害をもつ学生が学内にいた場合に,学生同士で何ができるのかを考えるという企画でした。当日は,社会福祉士の資格取得を目指す学生や障害に関して関心のある学生など,全国の大学から多数の参加がみられました。参加者の感想として、「発達障害というのは知っていたが、学内で自分がその人たちに何ができるのかは考えたことがなかったので勉強になった。」「自分たちの大学でどのような障害者支援が行われているか知らなかったので、知れて良かった。」などがあり,ワークショップの趣旨が参加者に伝わり,参加者にとって意義のある体験となったことが窺えました。

研修会に参加した名大ピアサポーターからは,「様々なプログラムを通して交流が行われました。特に活動内容を紹介し合うポスター発表会では、同じピアサポートでも大学ごとに特色があり、支援の在り方の多様性を目の当たりにしました。名大学サポの独創性と改善点の双方を知ることが出来ました。」「今後は各団体の取り組みに学びつつ、学サポらしさを大切にしながら安定して活動を継続できるように工夫していきたいです」といった感想がみられました。他大学のピアサポーターやスタッフと交流できたことは,本学ピアサポーターにとって,大きな有意義のある体験となったと思われます。

その後,学生支援本部の学内イベントにて研修会の報告し,本活動の成果を冊子にまとめて関係者に配布しました。

パネル発表をする名古屋大学のピアサポーターたち

パネル発表をする名古屋大学のピアサポーターたち

分科会の様子

分科会の様子

学生セッションの様子

学生セッションの様子

集合写真

集合写真

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