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行事報告

名古屋大学全学同窓会マレーシア支部創設される

 

平成28年2月21日(日)にマレーシアの首都クアラルンプールの中心街にあるヒルトンホテルのSentral Accord室で,名古屋大学全学同窓会の15番目の海外支部となるマレーシア支部の設立総会が行われました.マレーシアには,1990年代後半からだけでも110名を超える名古屋大学の留学経験者がいます.設立総会には,大学側からは松尾総長,教育推進部の三枝部長と鈴木さんにご出席いただき,全学同窓会からは,私が参加しました.連携委員会委員長の中野先生と同窓会事務の岡崎さんは,直前にインフルエンザに罹り欠席になりました.マレーシア側は,留学経験者19名とその子供達4名などが参加しました.最年長者は,支部顧問になられたシバプラガサムさん(Dr.Sivapragasam A.,1983年農学研究科修了)でしたが,多くはここ15年くらいの間の大学院修了生が大半でした.車で4時間もかけて駆けつけた人もいました.

マレーシアのクアラルンプールは北緯3度という熱帯で,日射はかなりきついですが日陰は風が吹くとすごしやすい気候でした.雨季明けでブーゲンビリアなどの花が咲いていました.

会場で,8時半からナファリザル支部長(Dr. Nafarizal Bin Nayan,2008年工・電子情報システム専攻博士修了,Universiti Tun Hussein Onn Malaysia准教授)を始めとする役員候補者と打ち合わせを行いました.その後,マレーシアの同窓生だけで,支部設立準備会を再度行い支部役員が最終決定しました.正式な設立総会は11時から開始しました.設立総会では,原則日本語だけを使って行われました.留学経験者の同窓生は,ほぼ日本語がわかるようでした.司会は,マラヤ大学で日本語教育をされているジャミラ先生(Dr. Jamila Mohd,2007年国際言語文化研究科博士満了,マラヤ大学上級講師)の流暢な日本語での開会宣言で始まりました.まず,松尾総長から,日本語と英語で挨拶がありました.1)マレーシア支部設立を大変喜んでいること,2)名古屋大学には,47名の現役マレーシアの現役学生がいること,3)MATSUO INITIATIVE NU MIRAI 2020などの最近の名古屋大学の情勢,4)今後も留学生を多く受け入れアジア諸国との交流に貢献するため,支部の支援を期待していることなどの話しがありました.

その後,代表幹事の私から,1)豊田会長の祝意をまず伝え,2)支部設立のためお世話になった方々への感謝,3)全学同窓会の設立の経緯や海外支部設立について説明し,4)今後,名古屋大学の国際交流の拠点になることをお願いしました.5)最後に,ナファリザル支部長を,全学同窓会が今年の10月15日(土)に行われるホームカミングデイに招待することを述べました.15年目の全学同窓会の集まりで,15番目の海外支部としてマレーシア支部をご紹介することを伝えました.

挨拶の後,日本から持っていった支部認定書と支部旗を,松尾総長からマレーシア支部長のナファリザルさんに手渡していただきました.

その後,ナファリザル支部長から,就任挨拶がありました.1)今回のマレーシア支部設立のために昨年春から調整をとっており,2)マレーシアの同窓生は支部設立を大変喜んでおり,3)今後,多民族家マレーシアの利点を活かして,ハラルフードなどの扱いなど,名古屋大学及び名古屋大学全学同窓会に協力したいとのことした.挨拶の後に,11名の支部役員の紹介が,スライドにリストを示しながらありました.

参加者全員の集合写真を支部旗と一緒に撮りました.また,支部役員と名古大学からの参加者の記念写真も撮りました.

この後,ハナフィア副支部長(Dr.Hanafiah Yussof, 2008年情報科学研究科博士修了,MARA工業大学講師)が開発した,直立歩行の2台の見事なロボットダンスが披露されました.大学教員と同時に2つの会社を創設して社長をされているそうです.このロボットはマレーシアで既に販売されていて,売れているそうです.

マレーシア支部から,ペトロナスツインタワー(452m,88階,20世紀の世界最高高層ビル)の模型が松尾総長に贈られ,大学からは絵皿を,また,全学同窓会からは日本のお菓子を支部長に贈りました.

設立式典は1時間半を予定されていたので,参加者1人1人から,自己紹介がありました.1)名古屋大学時代は大変楽しかったこと,2)日本から持ち帰ったトヨタ自動車の車が,14年間全く故障せず使っていること,3)名古屋大学時代の勉学だけでなくスキーやバーベキューなどの思い出が話されました.この後で,松尾総長と個別の参加者が支部旗を入れて記念撮影が続きました.

総会終了後,ホテルのロビー階(3階)にあるレストランに移動して,バイキング形式の昼食会が行われ,歓談を楽しみました.

昼食会終了,14時から名古屋大学から松尾総長はじめ4名の参加者は,ナファリザル支部長ともう1人の車で,王宮(5年ごとの9人のスルタンの輪番制),マラヤ大学,市場などを見学させてもらいました.

松尾総長の予定が立て込んでいたので,20日(土)に出発し,21日に設立総会を行い,その夜に飛行に乗り,22日(月)朝に帰国するという1泊3日の弾丸旅行になりました.松尾総長は,9時58分に大学に到着され,10時から役員懇談会を主催されました.お忙しいところ,日程を裂いていただき厚くお礼申し上げます.マレーシアから,直ぐに支部設立のお礼のメールがきました.

 




名古屋大学全学同窓会マレーシア支部設立に寄せて

                                                     名古屋大学総長 松尾清一


名古屋大学全学同窓会の皆様におかれましては、平素から名古屋大学の活動にご理解とご協力をいただき大変ありがとうございます。また同窓会各支部におかれましては、名古屋大学と卒業生を結ぶ重要な役割を果たしていただいており、心から感謝いたします。

名古屋大学全学同窓会は2002年10月に設立され、本年で14年目を迎えています。その中で、海外支部はこれまで、韓国、バングラデシュ、上海、タイ、北京、ベトナム、カンボジア、モンゴル、ウズベキスタン、台湾、ラオス、ミャンマー、インドネシア、フィリピンに設立されました。今回、めでたくマレーシア支部が設立され、海外では15番目の支部ということになります。

支部設立にあっては、2008年に本学工学研究科電子情報システム専攻を修了され現在、UTHM (Universiti Tun Hussein Onn Malaysia)の准教授をされているナファリザル・ビン・ナヤン(Nafarizal Bin Nayan)博士の多大なご尽力と、マレーシアの同窓生の皆様のご協力により実現したものであります。また、ナファリザル博士にはマレーシア支部の初代支部長に就任をいただき、豊田章一郎名古屋大学全学同窓会長名で認定証をお渡ししました。今後、支部の発展にご尽力いただけるものと思います。

名古屋大学におけるマレーシアからの留学生は、本年2月現在で47名が在籍しており、国別では6番目になっています。これまで累積では100名をはるかに超える同窓生が、母国マレーシアを中心に活躍をしています。式典と懇親会には20名ほどの同窓生に駆けつけていただき、大変熱気にあふれたものとなりました。支部設立を機に、マレーシアの同窓生が母校である名古屋大学との交流を一層深めたいとの意欲が、ひしひしと伝わってきました。これまで設立された支部はいずれも活発に活動をしており、マレーシア支部も設立されたばかりではありますが、今後の発展が大いに期待できそうです。設立記念式典とそのあとの懇親会では、今後の活動に向けて積極的な意見をいくつかいただきました。名古屋大学としては、留学生の皆さんが卒業後も名古屋大学とのかかわりを大事に思っていただけるよう、支部と連携しながら、お互いの情報共有や様々な連携の試みを支援してゆきたいと考えています。

名古屋大学同窓生の皆様におかれましては、名古屋大学との絆を一層強めていただくとともに、名古屋大学の更なる発展と同窓会の皆様の一層のご活躍を、心から期待する次第です。


ヒルトンクアラルン・vール
ヒルトン クアラルンプール
松尾総長挨拶
松尾総長挨拶
伊・。代表幹事挨拶
伊藤代表幹事挨拶
支部認定証の授与
支部認定証の授与
支部旗の授与
支部旗の授与
ナファリザル支部長の挨拶
ナファリザル支部長の挨拶
参加者の集合写真
参加者の集合写真
ロボットダンス
ロボットダンス
個別の参加者との記念写真
個別の参加者との記念写真
マレーシアの王宮前にて
マレーシアの王宮前にて

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