活動内容

ホーム»活動内容/行事報告/主催・共催・後援関係行事ほか»平成29年度名古屋大学講演会・夕食会

行事報告

名古屋大学全学同窓会講演会・夕食会報告
「チカラある分子をつくる」
(講師:伊丹健一郎トランスフォーマティブ生命分子研究所 (ITbM) 拠点長)

名古屋大学全学同窓会代表幹事 和 田 壽 弘  写真


名古屋大学全学同窓会講演会が 平成29年12月5日(火)に、理学南館坂田・平田ホールにおいて開催されました。 今回で第4回目を迎えます。全学同窓会と一般社団法人学士会との共催で、本学の後援を受け、約160名の参加がありました。 これまでの講師には、丹羽宇一郎全学同窓会副会長、宮池克人全学同窓会副会長、M口道成本学前総長をお招きしました。 今回は、本学の伊丹健一郎トランスフォーマティブ生命分子研究所拠点長に、「チカラある分子をつくる」という題でお話しいただきました。

冒頭に伊丹先生は自己紹介を兼ねて、拠点長をお務めの研究所を紹介されました。2012年に文部科学省による「世界トップレベル研究拠点」として認められ、昨年度の中間評価では最高の「S評価」を受けました。個別の研究室を設けず物理的な壁を取り除いて、国籍や世代を超えて研究者が集い、自由闊達に議論可能な空間を創出したとのことでした。目標は「現代が抱える諸問題に分子を使って回答を見つける」ことであるとし、そのために合成化学・分子触媒を推進し異分野融合を目指すことを手段とするのであって、決してこの手段が最終目標ではないことを強調されました。合成化学の例では、昨年4月のNHKのテレビニュースで、伊丹先生のグループが世界で初めてカーボンナノベルトの合成に成功したことが報じられました。この合成がもたらす意義を伺って将来の大きな可能性に触れることができました。また、新しい分子合成によって、アフリカ大陸での食糧問題を引き起こしている寄生植物ストライガへの対策となる例や、時差ぼけ解消の可能性の例などを伺って、研究の重要性を強く認識しました。講演後のアンケートでも分かりやすかったという感想が多数ありました。

講演会後にグリーンサロン東山において夕食会が開催され、20名が参加しました。 岡田邦彦全学同窓会副会長の開会挨拶で始まり、松尾清一総長と学士会理事長代理として片岡大造同会代議員に挨拶いただき、そして木村彰吾本学理事に乾杯の発声をしていただきました。田中清隆全学同窓会監事、南方陽遠州会会長、渡辺幸重学士会事務局長にも挨拶をお願いし、最後に伊藤義人副会長の閉会の挨拶がありました。夕食会は親睦を深めただけではなく、全学同窓会への要望も出されて、同窓会の発展にとても意義あるものとなりました。

「力強く講演する伊丹拠点長」.JPG

力強く講演する伊丹拠点長

岡田副会長の夕食会での挨拶.jpg

岡田副会長の夕食会での挨拶

田中監事の挨拶.jpg

田中監事の挨拶

このページの最初へ

Copyright © NAGOYA UNIVERSITY ALUMNI ASSOCIATION. All Rights Reserved.