学生が学生を支援するサポーター制度づくり
1. 代表申請者名
杉村 和美(学生総合相談センター・助教授)
2. 事業の期間または行事等の開催日
平成17年10月1日〜平成18年3月31日
3. 支援を受けようとする活動の概要
「学生が学生を支援するサポーター制度づくり−ピア・サポートおよび就活サポーターの統合的な運営に向けて−」
学生相談センターでは、独立行政法人化前後から急速に変化する名古屋大学の学生をめぐる実情を踏まえ、学生が学生を支援するサポーター制度を開始した。センターでは、低学年次生への大学への初期適応を支えるために先輩学生が後輩の相談にのる「ピア・サポート制度」(平成16年度より)、高学年次生へのキャリア形成を支援するために就職活動を終えた学生がこれから活動する学生の相談にのる「就活サポート制度」(平成14年度より)を立ち上げ、活動の趣旨に賛同して集まったボランティア学生が運営している。
今回の申請は、今年度後期に焦点を絞って、サポート活動充実のためのパソコン導入、2つの活動を合わせた報告書の作成、サポーターによる他大学のサポートルームの見学といったことを通して、活動の整備と両活動の統一的な運営の足がかりを得るために行うものである。
4. 全学同窓会の理念との関連
この活動の全学同窓会理念との関連は2つある。ひとつは、この活動を通して、名古屋大学のしくみを理解し、知的・人的資源を十分に活用するいわば「名大生のプロ」となる学生を育成することである。ふたつめは、相談という活動を通して、サポーターも相談者も、ともにコミュニケーション・スキルを開発し向上させる。サポーターはもちろん、思い切って相談に来る学生もまたコミュニケーション・スキルを身につけるので、現代社会に通用する人材を育成するという教育的効果が期待される。