文学部創設60周年記念集会の開催支援
1. 代表申請者名
町田 健(名古屋大学文学研究科長)
2. 事業の期間または行事等の開催日
平成19年11月3日(土)10:30〜19:00
3. 支援を受けようとする活動の概要
平成19年をもって名古屋大学文学部は創設59周年を迎えるのを機会に、文学部創設60周年記念集会を前倒しとして本年11月3日に開催することになった。
本集会では学部創設60周年を祝い、それを機会に文学部で培われた人文学の成果と将来性を考え、多様な人文諸学の魅力と学問的実効性を大学内外の人々とともに討論する場を提供し、広く社会に発信する予定である。
具体的には、第一部として学術講演会(講師:高山博 東京大学大学院人文社会系研究科教授)と学術シンポジウム(テーマ:「危機」を超える人文学)を開催そ、古代から現代に至までの人間社会の様々な危機的側面を人文学が如何にこれを記述し、乗り越えようとしてきたかを多様な学問的角度から照らし出して討論する。
また、第二部として、名古屋国際ホテルにおいて大学内外から広く来賓を招いて記念式典および祝賀会を開催する。
4. 全学同窓会の理念との関連
文学部創設60周年記念事業と併せて記念学術集会を開催することは、地域社会に開かれた大学を目指す本学にとって意義のありうることである。
今回取り扱う学術テーマ(人文学の未来、「危機」を超える人文学)は、社会全体が感心を寄せる広範な事象を扱っており、優れた学術水準を備えたものである。
この学術集会を成功させるためには、広く社会で活躍する本学の文学部同窓生(約6,000名)に対して、積極的に情報発信を行い、多くの参加者を得ることが不可欠であると確信するものである。
以上のことから、本企画は「大学が社会に向けて情報発信及び研究教育への参加や支援を求めるためには、大学構成員だけではなく、広く社会で活躍する同窓生との連携が不可欠である」とする全学同窓会の理念と合致するものと考える。