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支援事業

「障がい留学生の修学支援と地域住民との連携を目指して」

1. 代表申請者名

坂野 尚美(国際教育交流センター アドバイジング部門ソーシャルサービス室特任教授)

2. 事業の期間または行事等の開催日

平成26年10月〜平成27年9月

3. 支援を受けようとする活動の概要

名古屋市内における外国人留学生の円滑な受入れの促進と交流活動の推進を図るとともに、地域住民の国際理解の増進に寄与するために以上のようなプログラムを実施する。この目的を達成するため,次に掲げる事項についてイベントや教育を通じて、互いの理解を深める時間をつくりながら推進していく。

(1)留学生のよりよい受入れの推進(多文化ピアサポーターの教育など)
(2)留学生の勉学条件(実践的な日本語習得など)の整備
(3)留学生の生活環境の整備(50・50プログラム)
(4)留学生と地域住民との交流の推進(50・50プログラム)
(5)地域住民に対する啓発(50・50プログラム)

また、障がい留学生を支援する新規および、すでに活動している学生サポーター(多文化ピアサポーター)の研修を行いスキルアップにつなげたい。現在活動している多文化ピアサポーターの9割が、発達障害や精神障害を抱えてカウンセリングや修学支援を受けた留学生である。こうした自己効力感を高める支援は、エンパワーメント(自己解決能力)を引き出すことになると考える。

4. 全学同窓会の理念との関連

名古屋大学は、中部地域の基幹的総合大学である。そのため、卒業生、在校生、部局を超えて、地域の中で名古屋大学全体の情報発信や人的交流を推進することは、非常に重要な事柄である。名古屋市内における外国人留学生の円滑な受入れの促進と交流活動の推進を図るとともに、地域住民の国際理解の増進に寄与するために以上のようなプログラムを実施すことは、非常に有意義な活動となる。

また2013年4月1日より文部科学省の通達により身体、精神、発達等における障害のある学生(以下「障がい学生」という。)への修学上の支援に関して障がい学生がその能力に応じ,本学において十分な教育を受け、豊かな学生生活を実現するため、障がい学生の入学から卒業までにおける修学上の支援および合理的配慮に基づき、2013年10月1日国際教育交流センターアドバイジング部門ソーシャルサービス室が設立されたが、プログラムや多文化ピアサポーターの育成が充実していない。

身体障害・精神障害・発達障害を持つ学生が、障害を理由に学生生活に支障をきたすことがないよう支援することが、高等教育でも急務の課題となっており、2010年の日本学生支援機構の障害学生支援の原則の中で、「学生の自立につながる支援を」行うことを一つの柱として挙げている。こうしたことを踏まえ、障がい留学生に対しての研修等や多文化ピアサポーター育成をすることは、非常に重要な事柄である。

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