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支援事業

「名古屋大学の大先輩」コレクションの形成と展示会の開催

1. 代表申請者名

濱嶋 信之 (附属図書館医学部分館長/大学院医学系研究科・教授)

2. 事業の期間または行事等の開催日

採択後1年以内に「名古屋大学の大先輩」コレクションを形成し、コレクションに関連した展示会を開催する。展示会は交付後1年以降も展示品を変えて継続して開催する。

3. 支援を受けようとする活動の概要

愛知医学校長で後の政治家 後藤新平、司馬遼太郎『胡蝶の夢』の主人公医師・語学の天才 司馬凌海、魯迅『藤野先生』の藤野厳九郎、皮膚科学者・詩人の太田正雄(木下杢太郎)、オリンピック競泳代表 清川正二、トヨタ中興の祖 豊田英二、ソニー創業者の盛田昭夫、哲学者 梅原猛、小説家の阿部知二、藤枝静男、小谷剛等、愛知医学校から、旧制第八高等学校、名古屋帝国大学に至る名古屋大学の前身校に在学・在職した大先輩は多士済々である。

「名古屋大学の大先輩」コレクションは、明治4年(1871年)の名古屋大学創基から、昭和22年(1947年)の名古屋帝国大学が名古屋大学へと改称されるまでの、本学の前身校に在学、在職した後藤新平をはじめとする著名人に関連する、入手が困難になりつつある古書も含めた図書、文書、写真、絵葉書等によるコレクションである。

収集されたコレクションは、大学文書資料室と同様、本学創基前後のアーカイブズを所蔵している医学部史料室(附属図書館医学部分館4階)に配架し、全学同窓生、在学生、教職員はもとより、市民にも提供する。また、コレクションに関連した展示会を開催し、同窓生と在学生、教職員の交流の場とする。

医学部分館では平成23年から、「近代医学の黎明 デジタルアーカイブ」を公開し、近代医学の黎明期に誕生した本学の歴史を、東海地方、あるいは医学史、医療史の中で位置付ける、という視点で形成してきた。

そこで、「名古屋大学の大先輩」コレクションの中で著作権の問題が無い資料は、順次「近代医学の黎明 デジタルアーカイブ」に登録し、インターネットでも全文が読めるようにし、誇らしい大先輩の業績を共有することで、大学と同窓生とのつながりをさらに強める場とする。

4. 全学同窓会の理念との関連

「名古屋大学の大先輩」コレクションは、大先輩の研究教育および同窓生などの社会的な活動に焦点を当て、広く情報共有し、大学と同窓生、社会とのつながりを強める新しい形の同窓会活動に貢献できるものである。

さらに、コレクションに関連した展示会を開催し、「近代医学の黎明 デジタルアーカイブ」でも公開する。これらにより、大学と同窓会は連携して社会に一層の情報公開を行うことができ、また、若い世代が名古屋大学をはじめとする高等教育を目指す契機とし、生涯学習にも貢献することで、社会に開かれた大学として名古屋大学が発展していくための役割の一端を担うものである。

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