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支援事業

「アジアに向けた情報発信・名古屋大学プロモーション冊子の発刊」

1. 代表申請者名

玉井 克幸(学術研究・産学官連携推進本部 研究員)

2. 事業の期間または行事等の開催日

2016年4月〜6月

3. 支援を受けようとする活動の概要

名古屋大学は、学術憲章の中で、社会的貢献の基本目標において「名古屋大学は、国際的な学術連携および留学生教育を進め、世界とりわけアジア諸国との交流に貢献する。」と謳っている。また、NU MIRAI 2020(名古屋大学松尾イニシアティブ)で、「世界トップレベルの研究の実施とその環境整備の推進」や「産業競争力の強化に貢献する研究開発や人材育成を産学連携により推進」が謳われていることから、本学がさらに世界有数の研究大学へと飛躍を遂げるために、学術研究・産学官連携本部では、学術研究や産学連携の側面からアジア展開を念頭においた戦略立案を開始している。アジア諸国の大学との共同研究、および当該地域の企業に対する学術コンサルティング・共同研究・技術移転等に関するニーズを把握し、本学との連携に繋げていくための環境整備に向けた中長期的取組みを次年度より開始することとして動き始めている。

上記取組みの第一歩として、対象とするアジア諸国での本学のビジビリティーをより高めることを目的に、本学のプロモーション冊子の作成を進めたく、本事業からの支援をお願いしたい。これまで、海外展開に際して、情報発信や契約に係る英語版マテリアルの未充実が課題であったため、現在それらの英文化を急速に進めているところであるが、本活動では更に踏み込んで、各国に焦点を合わせた内容の冊子作成を考えている。2016年にはタイを対象国とし、タイ/本学の連携事例紹介、タイ人留学生や同窓生へのインタビュー、本学への留学プログラムや国際共同研究資金の紹介等の情報を掲載した冊子を作成する。これによって対象国の研究者や留学を検討する学生、同窓生をはじめとする企業関係者等にアピールし、本学に対する理解度の向上および本学との連携・留学の機運向上を図ることが可能となる。

作成した冊子は対象国の本学オフィスに設置し、現地協定校に配布する他、現地企業や日本大使館、JST・JSPS・JICA・JETROといった機関の現地事務所、日本人商工会議所、またそれらが主催するイベント等で配布し、対象国でのPRに存分に活用する。

当本部ですでに作成している、本学の技術シーズ集や最先端研究の紹介記事、大型研究プロジェクト紹介リーフレット(すべて英文)も併せて配布することで、本学全体の最新の活動内容についての理解を深めるとともに、本学との連携や留学のイメージを具体的に描いてもらうことが可能となる。特に、今回の対象国であるタイに関しては、2017年にカセサート大学/本学生命農学研究科でのJoint Degree設置に向けて調整が進められていることから、タイミングを合わせて当冊子を用いた戦略的プロモーション活動を展開することにより、タイ国内での本学の認知度の大幅向上が期待される。

4. 全学同窓会の理念との関連

今回作成する冊子では、メインコンテンツの一つとして「同窓生へのインタビュー」を企画している。本学はアジア各国にて、国家中枢人材として活躍する同窓生を多数輩出しており、そのような方々の活動や本学在籍時の様子などを取材し紹介することによって、次世代のアジア若手人材をエンカレッジし、優秀な研究者および留学生が本学に集まる環境づくりの一環とする。このことは、全学同窓会の理念である「名古屋大学の声価を高め優秀な人材を集めるための連携協力」に一致する。また今回の冊子作成に際し、全学同窓会事務局のご協力・ご紹介を賜り、既にタイでの同窓生取材を開始している。またインタビューだけではなく、冊子の内容や当本部による取組み全体についてもタイ在住の同窓生の方々(カセサート大学Apinun Suprasert教授(獣医学部長)、名大同窓会日本人会タイ支部幹事魚住篤志氏、タイ知的財産局Suphat Saquandeekul副局長)と意見交換の機会を頂いた(平成28年2月9〜10日)。その内容は、冊子に盛り込み、これからの活動に反映すべく、検討を始めている。

以上のように「留学生を含む同窓生などの活動内容を把握し、大学と連携協力をはかり情報交換と人的交流を促進する拠点」である同窓会と目的を同じくする活動であり、今回の冊子作成およびそれに続く当本部の活動によって、本学と同窓生との情報交換・人的交流を更に活性化させる一助にもなるものである。

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