名古屋大学人力飛行機製作サークルAirCraft
鳥人間コンテスト出場、優勝に向けての人力飛行機の製作、運用
工学部 環境土木建築学科 環境土木学コース
森部 天仁
多くの団体が手作業で人力飛行機を製作している中、本サークルでは昨年より作業の精度の向上、効率化による期間短縮を目指し半自動でパーツを削り出す工作機械を導入することになりました。しかし、例年通りの会計であればその費用を賄うことが難しい状況でした。そこでこの全学同窓会による支援を受けそれを機体の材料費の内、最も多くの部分を占める高弾性プリプレグの購入に充てることでより大型のＣＮＣとレーザー加工機の購入費用を賄うことができました。今年度より本サークルが出場していた部門がなくなることが製作途中に発表され、通常残りの期間ではプロジェクトを進めることは困難でしたが、同じ状況の他団体が出場できない中で、我々は工作機械を利用したことにより新しい部門でも十分に戦える性能を持った機体を完成させることができました。しかし、本番では例年とは違った状況の中、パイロットへ出す指示を誤ったため途中で機体が墜落し、記録に残るような結果を残すことは出来ませんでした。ですが、今回大会に出場したことで今までほぼ出場記録のなかった部門でのデータを多く収集することができました。今後鳥人間コンテストで戦っていく中で、これは大きな一歩であったと言えます。
