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支援事業

名古屋大学宇宙開発チームNAFT 宇宙教育活動の発展

名古屋大学工学部 機械・航空工学科 電子機械工学コース3年

手嶋 悠介



全学同窓会のご支援を受け、Galaxy S7 edgeとGearVRというVR体験できるヘッドマウントディスプレイをセットで購入した。VRとは頭に装着するメガネ型のヘッドマウントディスプレイに映像を投影し、体験者の視界全体に広がる映像を見せることができる技術のことである。VR技術とNAFTが撮影した映像を用いて、まるで宇宙を歩いているかのような体験、擬似宇宙遊泳体験を提供することが可能となった。これまでNAFTは小・中学生向けの宇宙ワークショップを中心に行ってきたが、さらに幅広い世代へのアプローチが可能となった。実際に、2016年10月15、16日に名古屋市内で開催された名古屋まつりや2017年2月11、12日に京都大学で開催された300〜400人の来場者を誇る宇宙ユニットシンポジウムなど、数多くのイベントでブース展示をしたところ、幅広い年齢層の参加者がVR体験に興味を示し、体験した人からは、「宇宙にいるみたい。」や「地球が青くて綺麗。」などの感想を多く頂いた。このVR体験を切り口として宇宙の魅力について伝えた。千種高校で実施した出張宇宙講義でアンケート調査をしたところ、VR体験をする前よりも航空宇宙分野に興味を持ったという結果を得ることができた。視覚的に宇宙を感じ、さらに宇宙に関する情報を知ることで宇宙を身近な物にすることができると感じた。

全学同窓会のご支援により、NAFTの宇宙教育活動を発展できたことに心より感謝申し上げる。これからも継続的に活動を続けていき、名古屋大学から宇宙の魅力を発信し、航空宇宙産業の発展に繋げていきたい。

本支援金に基づいて行われた活動の成果については、本年6月に松山で開催される一般社団法人日本航空宇宙学会主催国際会議 The 31st International Symposium on Space Technology and Science (31stISTS)の宇宙教育セッションにおいて発表予定である。

NAFTが撮影した成層圏から見る地球の姿

NAFTが撮影した成層圏から見る地球の姿

宇宙ユニットシンポジウムでの展示の様子

宇宙ユニットシンポジウムでの展示の様子

名古屋まつりでVR体験をする来場者

名古屋まつりでVR体験をする来場者

千種高校への出張宇宙講義の様子

千種高校への出張宇宙講義の様子

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