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支援事業

NUFSA留学生の家族のための日本語・日本事情コース
 ベビーシッターボランティア継続プロジェクト

工学部機械航空工学科4年 Leeリー Vincentヴィンセント Cherngチョン Hsiシー



NUFSA(名古屋大学留学生会)では、1987年より「NUFSA留学生の家族のための日本語・日本事情コース」を主催し、留学生に帯同して来日した家族(主に配偶者)に日本語や日本文化を教え、孤独になりがちな家族たちの新しい環境への適応を支えています。コースは、名古屋大学留学生後援会からの補助金、地域ボランティアグループからの後援、名古屋大学国際教育交流センターの協力等により運営しており、これまでの受講者はのべ2,500名以上になります。

毎期の受講者25〜50名の3分の1程度が育児中です。子どもたちは来日後すぐには保育園・幼稚園には入園できないため、幼児を連れてコースに通うお母さん・お父さん受講者もいます。彼らが授業に集中できるよう、長年地域ボランティアグループ「ひろば」がベビーシッターをしてくださっており、コース継続の大きな力となってきました。しかし、他の多くのボランティアグループと同様、「ひろば」もメンバー減少や高齢化の問題を抱えて、昨年は解散の危機に直面していました。ベビーシッターがないとコース運営そのものが難しくなりますので、私たちは本当に困っていました。

そこで「ベビーシッターボランティア継続プロジェクト」を立ち上げ、様々な工夫をしました。これまで無料で行なっていた託児を、一部受講者負担にしました。また大学の協力により、ボランティア増員のための広報活動も行ないました。そして、全学同窓会から貴重なご支援をいただいたおかげで、「ひろば」ボランティアの方たちの交通費程度がカバーできる仕組みを作ることができました。その結果、昨年から今年にかけてボランティアの人数が増えてきて、毎回の授業でベビーシッターのシフトが問題なく組めるようになりました。当初は名古屋市子育て支援の有償人材派遣を依頼する予定でしたが、「ひろば」が充実したことで、毎回異なる方の派遣を受ける必要がなくなり、よりよい託児環境を提供できるようになりました。

今後も持続可能な形にするには、さらに様々な工夫が必要です。これまでのように、留学生の家族が来日当初から日本語の勉強ができるよう、子どもたちが安全に楽しく過ごせるよう、また、名古屋大学の国際化に貢献していけるよう、皆様のご協力を得ながら努力していきたいと思っています。

イベント時のベビーシッターの様子

イベント時のベビーシッターの様子

開講式の様子

開講式の様子

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