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支援事業

プレゼンテーションアワー
〜卒業生・留学生を含む名古屋大学生の異なる分野間交流促進のための国際プレゼンテーション大会〜

1. 代表申請者名

嶋田 耕太郎(工学部物理工学科 4年)

2. 事業の期間または行事等の開催日

2018年6月、12月に開催予定(2回)

3. 支援を受けようとする活動の概要

名古屋大学は、文理合わせて9学部から成り、多様な背景をもつ学生から構成される総合大学である。世界各国から留学生が集まり、平成28年度では105の国と地域から2,232人受け入れ、全学生の14.1%を占めている1)。また、学術界・産業界で活躍する多くの卒業生を輩出している。

しかしながら学生は、日々の大学生活において同じ専攻や研究室の仲間と時間を共にすることがほとんどであるため、所属の異なる学生同士の交流、学生と卒業生との交流は活発ではない。特に学術的な交流は稀であると思われる。将来、多くの分野にまたがる複雑な問題に取り組むためには、自分の専門領域の知識だけではなく複数の視点からの包括的なアプローチが必要である。そこで私たちはプレゼンテーションアワーの活動を通して、@学生の学際的な交流、A国内学生と国際学生の交流、B在学生と卒業生の交流を促進させて、学生一人一人が知見を広げ、将来の夢や目標に向けて能動的に行動することに貢献できるような企画の実現を目指したいと考えている。


プレゼンテーションアワーはこれまで毎学期一度の頻度で7回開催し、組織が発足して3年が経過した。プレゼンテーションアワーでは毎回5、6人のプレゼンターを募集する。様々な学部や国からプレゼンターが集まり、約半数が日本語で、残りの半数が英語で発表する。各プレゼンターは20枚のスライドを1枚あたり20秒使って、自分の研究・趣味・留学等の個人的な活動について発表する。また、質疑応答、コーヒーブレイク、懇親会も実施し、参加者全員が積極的に意見交換できるよう工夫している。学生主体で実行委員を組織し、国際教育交流センターの協力を得ながら運営を行っている。

一方で実施回数を重ねるにつれて、プレゼンテーションのテーマの個性が弱まり似通ったものになる、特に留学体験などの学生特有のものに偏るなどの問題が生じてきている。したがって、より幅広い意見を取り入れることが今後の課題である。すでに何人かのメンバーは卒業し、国際的な領域を含む様々な分野で活躍している。

そこで今後は、元メンバーを含む卒業生にゲストプレゼンターとしての講演を依頼し、プレゼンテーションのテーマを多様性豊かにしたいと考えている。また企画内で在学生と卒業生が意見交換をする時間を設けることで両者の間の情報共有を促し、在学生が自身のキャリアについて具体的に考える機会を与える。これにより、名古屋大学同窓生の交流を深めつつ、実社会で活躍する先輩の姿や考えに刺激を受け、在学生が目標に向けて日々の学生生活をより有意義にすることを目標とする。


1)「数字で見る名古屋大学」よりデータを引用
  http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/history-data/figure/index.html

4. 全学同窓会の理念との関連

今回申請する「プレゼンテーションアワー」は、全学同窓会の理念(3)と関連づけられる。文化・言語において多様性のある環境で学生がプレゼンテーションを行う、または議論に参加することにより、多文化環境における相互理解やリーダーシップ能力の向上に貢献することができる。また新たな取り組みとして名古屋大学の卒業生をゲストプレゼンターとして招待し、学生との交流を促すことで、学生の生活をより実り多きものとし、将来社会に有益な人材を産み出すことに貢献する。

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