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支援事業

国際セミナー: SDGsと新国際開発協力パラダイム

1. 代表申請者名

伊東 早苗(大学院国際開発研究科・研究科長 / 教授)

2. 事業の期間または行事等の開催日

日 程:平成 30 年 7月7 日(土)
 会 場:大学院国際開発研究科多目的オーディトリアム

3. 支援を受けようとする活動の概要

平成3年に設立された大学院国際開発研究科は、自立的研究・実務能力を備え、国際開発協力の進展に資する研究者および高度専門職業人の養成を目指している。構成員の多くは外国で教育を受け、国際機関における実務経験者が多数配置されている。そのため、設立当初から発展途上国の各政府と協力して中枢人材を育成してきた。とりわけ、高等人材開発事業による留学生受け入れ、国際協力機構の各プロジェクトによる留学生の受け入れ(カンボジア、フィリピン、ABEイニシアティブ、PEACEアフガニスタン行政官支援、Pacific-Leads等)が挙げられる。また、アジア開発銀行による日本奨学金を提供する日本国内有数の指定機関でもある。このように20年余りの間、多くの外国人留学生を受け入れ、80カ国・地域から1,142名の外国人修了生を輩出してきたが、そのうち920名はアジア諸国・地域出身者である。本研究科は名古屋大学の国際化戦略、特にアジアのハブ戦略の重要な担い手であると言っても過言ではない。

2015年に国際連合は、2000年から実施してきたミレニアム開発目標の終了を迎え、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて動き出した。こうした状況を受けて国際開発研究科でも、平成30年度には、SDGsに鑑みたプログラムの構成およびカリキュラムを変えて新たなスタートを切るが、国家中枢人材の育成に加えて、世界で活躍できる企業人材を育成していく。その過程では、国際開発研究科ばかりでなく、名古屋大学の卒業生のネットワークが重要になる。そこで同窓生を招聘し、現役およびOB・OG教員、現役生を交えて、「プロジェクトNU MIRAI」の一環として国際セミナーを開催することを企画した。名古屋大学創立80周年を目前に控えて開催する本国際セミナーは、名古屋大学の卒業生のネットワークをより強固にし、名古屋大学が新たな展開を迎えるためのきっかけとなると考える。本セミナーを通して、国家中枢人材と企業人材の接点を創出するとともに、国際開発研究科のみならず、名古屋大学の同窓生ネットワークを強固にし、拡充していくことを念頭に置いている。

基調講演者には、名古屋大学にゆかりがあり、日本および海外でSDGsの実現に貢献している同窓生を招へいし、求められる国家中枢人材の現状と展望について基調講演を行ってもらう。続いて、現役およびOB・OG教員、国内外の同窓生・現役生によるパネル・ディスカッションを通して、各分野から同テーマに対する有益な提言を行う。最後に懇談会を企画し、旧交を温めることを通じ、同窓会組織の強化と同窓生のネットワーク構築を図るとともに、同窓生相互の発展と連帯強化に寄与することを目的としている。


国際セミナー:SDGsと新国際開発協力パラダイム
プログラム:
 1.基調講演
 2.パネル・ディスカッション
 3.質疑応答
 4.懇談会
参加者:
 大学院国際開発研究科関係者および同窓生
 名古屋大学関係者
 名古屋大学の海外拠点での出席者
 その他 一般市民
4. 全学同窓会の理念との関連

本事業は、全学同窓会の活動理念である「学術研究、教育及び学生の支援を行い、国内外で指導的役割を果たし得る人材の養成を通じて、人類の福祉と文化の発展ならびに産業に貢献する」に沿うものであり、本事業の成功により、名古屋大学の国際化、特にアジア戦略への貢献が期待されるのみならず、本学の国際交流、とりわけ各国で活躍する同窓生との連携を図り、今後、拡充していく上で大きな貢献を果たすことができる。国家中枢人材と企業人材の同窓生ネットワークを拡充することにより、今後、国際舞台で活躍できる人材の育成に寄与する。

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