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支援事業

スイス、ジュネーブで例年開催される
Global Leadership Programmeへの学生・大学院生の参加支援

申請代表者名 松浦好治
大学院法学研究科、特任教授(申請時)、博士課程教育推進機構、特任教授(現在)



2019年8月22日から9月4日までの10日間、スイス、ジュネーブのジュネーブ大学多目的施設で”2030 Development Agenda and Sustainable Future”プログラムが開催されました。2週間の期間中、多国籍の参加者25名は、午前中、国際機関の専門家の講義を受け、午後は、国際機関を訪問して調査を行いました。全参加者は5つの小グループに分かれて共同調査と研究を行い、プログラムの最終日にそれぞれ1時間の共同報告を行いました。参加者は、これらのプログラムをすべて英語でこなしました。

名古屋大学からは、12名の参加希望者があり、英語面接による学内選考の結果5名(日本、中国、ベトナム、カンボジア、オーストラリア各1名)が選ばれました。名古屋大学全学同窓会からプログラム受講料補助がこの5名の参加者に支給されました。

参加者は、出発前に定期的な準備会に参加し、英文で履歴書、自分の研究の概要説明書、学習計画書、訪問予定の国際機関等の調査計画作成を行い、受け入れ先との調査実施の折衝訓練や個別の調査計画書の作成訓練を受けました。

今年度のプログラムには、大学教員、大学院生、学部生、インターナショナルスクールの高校生など25名が日本、中国、ベトナム、カンボジア、オーストラリア、トンガ、サモア、台湾から選抜され、共同生活と共同研究を行いました。講義を担当したのは、ジュネーブ市政府経済開発部門の責任者、ジュネーブ大学教授、バーゼル大学教授、国際機関であるWTO、ILO、UNDP、WMO等の専門家です。5つの共同研究グループのそれぞれには、大学での教育経験のある専門家がアドバイザーとして配置され、指導に当たりました。

9月4日のプログラム最終日には、プログラムの講師を務めた専門家や各グループのアドバ イザー、NGO関係者が出席し、5つの共同研究それぞれについて(国際貿易、気候変動、人権、労働、パートナーシップ)、参加者がパワーポイントの資料を用意して、各40分の研究報告を5人で分担して行い、専門家からの20分の質疑に応えました。

 参加者は、複数の言語を使って展開されるジュネーブの国際政治を体感し、最新の国際的な議論を聞き、国際機関の専門家と直接意見交換する経験をしました。文化や経歴の違うさまざまな分野の人たちと一緒に調査研究し、パスポートチェックなしにスイスとフランスやドイツ、イタリアを行き来できる経験も新鮮であったようです。

国連専門家によるブリーフィング風景

国連専門家によるブリーフィング風景

対人地雷反対の「壊れた椅子」と参加者

対人地雷反対の「壊れた椅子」と参加者

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