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支援事業

「チーム保護者&大学学生支援センターで名大生を支え育てよう」

1. 代表申請者名

鈴木 健一 (学生相談総合センター教授)

2. 事業の期間または行事等の開催日

2019年10月19日(土)13:00〜16:00

3. 支援を受けようとする活動の概要

ホームカミングデイにおいて、在学生の保護者および、青年の心理に関心を持つ一般の方々に向けて、「チーム保護者&大学学生支援センターで名大生を支え育てよう」と題するプログラムを実施する。具体的には、以下の3点を行う。


  1. 2019年度改組された新生学生支援センターの取り組みの紹介
  2. 不登校経験を克服した学生の保護者による講演(保護者の体験談を通して、青年期心性の理解や保護者の関わり方を共有)
  3. 保護者相談会、ならびに、保護者と学生支援センタースタッフとの交流会(茶話会、スタッフによるミニコンサート)

2001年に設置された学生相談総合センターは、2019年4月より、学生支援センターとして留学生を含む全学学生の学生相談・メンタルヘルス相談・就職相談・障害学生支援およびキャリアサポートに関する、すべての学生支援の総合センターとして新しく生まれ変わる予定である。背景には、急増する来談学生、保護者、教職員からの相談の増加が大きな要因としてある。

現在では、年間約1,700名の学生(全学学生の約10%)が何らかの相談に訪れ、保護者からの相談は212件(2014年)から314件(2017年)と1.5倍になっており、センター全体相談件数の4.7%から5%へと増加している。特にこの数年、保護者からの相談が増加傾向にあり、入学前や入学直後の相談も珍しくない状況にある。また、引きこもり傾向にある学生や障害を持つ学生の保護者からの相談も多く、学生自身が来談を拒む場合であっても、保護者への相談支援を継続することによって学生が大学へ復帰するようになるなど、保護者相談において一定の効果がみられることが明らかになっている。

また、初等中等教育現場において保護者が相談することに対する抵抗が少なくなったことも大きな背景要因として考えられる。

こうした背景から学生相談総合センターでは、昨年度のホームカミングデイにおいて、保護者を対象とした「青年期のひきこもり」に関する講演と個別相談会を実施した結果、遠方からも多くの保護者に参加いただき盛況であった。

そこで今年度は、以下を目的とした企画を実施したいと考えている。

  1. 新生となった本学学生支援センターを保護者に紹介し、本学の学生支援に関する取り組みを理解していただく
  2. 不登校経験をした学生の保護者(学部生の保護者1名、院生の保護者1名)による体験談を通して、青年期の心のありようや保護者としての考え方や関わり方についての理解を深めていただく
  3. 保護者からの相談にカウンセラーが対応する相談会を設けたり、保護者と学生支援センタースタッフとの交流会を設けることによって、相談しやすいセンターとなることを目指す。

保護者のみでなく、地域一般の方にも公開とすることで、2019年度より総合的な学生支援センターとして学生支援の強化を目指す本学の姿勢を広く知っていただく機会になると思われる


なお本申請は、センター予算が乏しく(例年80万程度)、センター独自予算での計画は困難なため、次年度計画であるが、今年度第2回に申請するものである。

4. 全学同窓会の理念との関連

本企画は、全学同窓会の理念にある国内外で指導的役割を果しえる人材の養成を通じて、人類の福祉と文化の発展ならびに産業への貢献のための、本学における学生支援の強化を学外、保護者皆様にアピールする機会となる。特に、保護者との交流を通じて、本学の学生を育てる視点の理解は深まり、今後の本学の評価の向上のも繋がるものと考えられる。

また、中部地域の基幹的総合大学として、本学の学生支援の取り組みや青年期の課題を広く社会に情報発信し、青年を取り巻く地域や企業、教育等の諸領域と情報交換し、学生を支える社会づくりを目指す方向性は全学同窓会の理念とおおいに合致し、今後の全学同窓会のさらなる発展に寄与するものと考えます。

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