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支援事業

東山キャンパス内における古代窯業遺跡の周知公開

 申請代表者名    人文学研究科・准教授 梶原 義実



名古屋大学東山キャンパス内には、多くの古代窯業遺跡が存在しています。名古屋大学考古学研究室では、これらの窯跡の発掘調査を継続しておこなっており、多くの貴重な成果を得てきました。しかしその成果については、残念ながらいまだ学生・大学関係者・周辺住民の方々含め、広く周知されているとは言い難いのが現状でした。

このたび、名古屋大学博物館特別展「アフリカから東山キャンパスまで 名古屋大学による遺跡調査からみる人類史」(2020年3月〜9月予定が、コロナ禍により2020年9月〜2021年4月に変更)との連携事業として、全学同窓会のご支援をうけ、下記の事業を遂行いたしました。

  1. 東山キャンパス内の遺跡現地付近への遺跡案内板の設置および、出土遺物のサテライト展示
    東山61・39・118号窯(環境総合館向かい)、東山72号窯(ブックスフロンテ内)、東山114号窯(野依学術交流会館内)という、遺跡の現地付近に案内板を設置し、また出土遺物を展示することで、東山キャンパス内に貴重な遺跡が存在することを多くの方々に知ってもらうことができました。
  2. 「文化遺産カード」の作成と配布
    こちらもおなじく博物館との連携事業で、特別展を観覧に来た方々に、遺跡の現地に足を運んでもらうきっかけになりました。
  3. 『東山118号窯発掘調査報告書』の刊行
    窯業遺跡の発掘調査成果を公刊することで、この地域の歴史研究に資する基礎資料を提示することができました。
遺跡案内板の設置(令和2年2月)

遺跡案内板の設置(令和2年2月)

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