全学同窓会インドネシア支部が設立される
平成25年8月30日(金)にインドネシアの首都ジャカルタの中心街にある高層マンションShahid Sudiman Residence1階のイタリアンレストランMISTICANZA(イタリア語で「混ぜる」の意)で,名古屋大学全学同窓会の13番目の海外支部となるインドネシア支部の設立総会が行われました.インドネシアには,200名を超える名古屋大学の留学経験者がいます.設立総会には,大学側からはM口総長,平中元特任教授などにご出席いただき,全学同窓会からは,連携委員会委員長の中野先生と私が参加致しました.インドネシア側は,留学経験者だけでなく,夏休みで里帰りしていたGlobal30の4名の学生も参加し,合計50名近くの方々が参加しました.飛行機を使って駆けつけた人もいました.当初は,ハビビ元大統領(名古屋大学名誉博士)も参加予定でしたが,ハビビ邸での昼食会のときに,急遽別件が出来,不参加になったことを知りました.インドネシア駐在の日本人の卒業生・修了生も10名近く参加しました.私と同期の大石さん(オリエンタルコンサルタント)や,恩師の息子さんの西畑さん(大成建設)もこられました.なお,日本大使館から,進藤公使,南一等書記官,イルハム大使館員にも参加いただきました.
インドネシアのジャカルタは南緯6度という熱帯ですが,名古屋よりは多少気温は低く,風が吹くとすごしやすい気候でした.雨が一時的によく降るそうですが,我々の滞在中は全く降りませんでした.種々の色のブーゲンビリアの花やプリメリアの白い花など大きな樹・リに種々の花が咲いていました.
ジャカルタは,交通渋滞がひどく,定刻の19時に集まるのは難しいと思い,総会が始まる前から,歓談と飲食を開始していました.19:15には,リザル支部長(インドネシア経済担当調整大臣府次官,国際開発研究科博士課程平成12年修了,Dr.Risal Affandi Lukman)を始めとして60名程度が集まったので,設立総会を開始しました.設立総会では,インドネシア語と日本語を使って行われ,司会の中野連携委員会委員長の開会宣言で始まりました.通訳はBella(東京三菱UFJ銀行)さんに行ってもらいました.まず,濱口総長から,挨拶があり,1)支部設立を大変喜んでいること,2)名古屋大学には,60名を越えるインドネシアの現役学生がいること,3)今年,文部科学省によって上位4つの研究大学の1つに選ばれたこと,4)支部には卒業生の精神的な支えとなるとともに,アジア諸国との交流に貢献するため,広い意味での支援を期待していることなどの話しがありました.
その後,インドネシアの正装であるBatikを着た代表幹事の私から,1)豊田会長の祝辞を伝え,2)支部設立のためお世話になった方々への感謝,3)全学同窓会の設立の経緯や理念を説明し,4)大学が管理することになった電子名簿が,大学管理となっていて,インタネットアクセスを開始するので住所変更をインタネット経由で行ってほしいこと,そして,5)今後,名古屋大学の国際交流の拠点になることをお願いしました.最後に,リザル支部長を10月19日(土)に行われるホームカミングデイに招待することを述べました.
挨拶の後,濱口総長から,日本から持っていった支部認定書,支部旗および豊田講堂を内部にレーザー刻印したクリスタルを,インドネシア支部長のリザルさんに手渡していただきました.その後,リザル支部長から,今回のインドネシア支部設立を同窓生は大変喜んでおり,今後,名古屋大学及び名古屋大学全学同窓会に協力したいことなどについてかなり長い挨拶がありました.
設立総会終了後に,参加者の集合写真を,支部旗を入れて記念撮影しました.ただし,参加者が多かったため,分けて写真を撮りました.総会終了後も,歓談と食事を継続して参加者の皆さんに大変喜んでいただいた設立総会になりました.
インドネシア支部の必要性は,かなり前から議論されていましたが,なかなか支部長などの中心となる卒業生・修了生が決まりませんでした.そこで,中野連携委員長から,インドネシア駐在の水野正幸さん(経済学部昭和49年卒,三菱商事株式会社)に依頼して,リザル支部長を見いだしていただきました.アグン幹事長(工学研究科修士課程平成17年修了,Agung Sri Hendarsa)も決まりました.その後,水野さんが帰国されたため,吉田哲士さん(法学部平成18年卒,MU Rserach and Consultannting Indonesia,東京三菱UFJ銀行から出向)に引き継がれ,アグン幹事長とともに会場の手配と準備などを手伝っていただきました.この場を借りて深く感謝申し上げます.
支部認定証の授与 |
支部旗の授与 |
集合写真 |