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行事報告

令和4年度岐阜支部総会・講演会・交流会が開催されました

名古屋大学全学同窓会岐阜支部が設立されてから3年ぶりとなる支部総会・講演会・交流会が,第8波のコロナ禍中の令和4年12月11日, JR岐阜駅に隣接する「じゅうろくプラザ」で開催されました.対面とZoomによるオンラインのデュアルモードの開催となりました.Zoomの音声障害と資料の共有に当初トラブルがありましたが,すぐに対応し,無事に総会・講演会・交流会が終了しました.

第一部の総会では,まず,小笠原文雄支部長から挨拶があり,実質2回目の岐阜支部総会・講演会・交流会を,対面と遠隔のデュアルモードで開催できることの喜びが述べられました.そして,名古屋大学全学同窓会の設立理念に従って,大学と社会をつなぐ社会貢献も今後継続したいとの挨拶がありました.

次に来賓挨拶として,杉山直総長から,19枚のスライドを用いて,「名古屋大学の挑戦」と題して,名古屋大学の現状と杉山総長プラン(Nextビジョン)などについての説明がありました.

さらに,松尾清一学機構長から岐阜支部総会・講演会・交流会の開催に対しての祝辞と東海国立大機構(名古屋大学+岐阜大学)の現状と展望について説明がありました.


その後,議事に移り,司会の西村今日子幹事と秋山晶則事務局長によって議事が進められました.以下の3つの議案は,まとめて審議され,拍手で承認されました.
 議案1 活動方針(案)
 議案2 会計報告・監査報告
 議案3 岐阜支部役員


第二部の講演会では,支部長の同期の森島恒雄先生(愛知医科大学客員教授・岡山大学名誉教授)をお迎えして,「新型コロナを振り返り、未来を切り開く」と題した講演をいただきました.講演は,大変時宜を得たもので,臨床ウィルス学,とくに重症感染症の研究者として,以下の順に科学的な見地から詳しく説明されました.

1)コロナ禍が始まる前のウィルス性重症呼吸器感染症に係る診断・治療法の確立に関する研究(2018〜2021 主任研究者 森島恒雄)から始まり,2010-2020年前後の日本の科学/医学研究の現状
2)武漢で始まった新型コロナウィルス感染症の特徴と実態
3)WHOの認識の甘さによる旅行者による世界的なパンデミック
4)日本における新型コロナウィルス感染症への対応に関する緊急拡大対策会議が発足したが,新型コロナウィルスの制御がなぜ難しかったか.
5)オミクロン前後のウィルスの特徴の違い
6)未来を語るときの基本的立場は,「私たちは未だ何もわかっていない」であるが,致死率が下がって,季節性の風邪コロナウィルスに向かっており,段階を踏んで日常に向けてwith coronaへのシフトを進めることが重要である.

第三部の交流会では,まず遠隔の方からのコメントをいただいた後で,対面会場でマスクをしての名刺交換と懇談が行われました.また最後に,対面会場の参加者全員の記念写真が撮られました.


左から 小笠原支部長,森島先生,杉山総長,松尾機構長.jpg

左から 小笠原支部長,森島先生,杉山総長,松尾機構長

講演をされる森島恒雄先生.jpg

講演をされる森島恒雄先生

対面参加者の記念写真.jpg

対面参加者の記念写真

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